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ハバー660C4

HABER 660C4は、ポーランドのHaber Yachts社が設計・製造する全長6.6メートルのセーリングヨットで、伝統的なガフリグカッターを採用したクラシックなデザインが特徴です。​CE認証クラスBを取得しており、沿岸航行や外洋航海に対応しています。​


船体と構造

HABER 660C4は、グラスファイバー製のモノハル構造を採用し、全幅2.5メートル、喫水はリフティングキールにより0.40〜1.45メートルの調整が可能です。​船体重量はカテゴリーCで1,500kg、カテゴリーBで1,900kg、バラストはそれぞれ350kgと700kgで、安定した航行性能を提供します。​また、バウスプリットを含む全長は7.70メートルで、伝統的な外観と実用性を兼ね備えています。​


セーリング性能

このヨットは、ガフリグのカッターセイルプランを採用し、メインセイル12.4㎡、ジブ6.0㎡、ジェノア9.0㎡の合計27.4㎡のセイルエリアを確保しています。​このセイルプランは、風の変化に柔軟に対応でき、安定したセーリング性能を実現します。​また、C4セルフステアリングシステムを搭載しており、長距離航海時の操船負担を軽減します。​


デッキとコックピット

デッキは、広々としたコックピットと高いキャビン構造を備え、快適なクルージングをサポートします。​バウスプリットにはアンカーシステムが組み込まれ、利便性と安全性を向上させています。​また、マストの昇降は一人で操作可能なシステムを採用し、橋の下を通過する際や保管時の利便性を高めています。​


インテリアと居住性

HABER 660C4のインテリアは、最大4名までの宿泊が可能で、キャビン内の高さは1.85メートルと快適な居住空間を提供します。​前方にはダブルベッドを備えたフォアキャビン、中央にはテーブルを下げることでダブルベッドに変換可能なサルーン、独立したギャレーとトイレ(オプションでシャワー付き)を備えています。​


エンジンと設備

標準で4〜15馬力のアウトボードエンジンを搭載し、オプションで5〜25馬力のインボードディーゼルエンジンの選択も可能です。​また、電動ウィンドラス、セルフテーリングウィンチ、電動および手動のビルジポンプ、ブラックウォータータンク、淡水タンクなど、充実した設備を備えています。​


HABER 660C4は、伝統的なデザインと最新の技術を融合させたセーリングヨットで、浅瀬航行から外洋クルージングまで幅広いシーンで活躍します。​その堅牢な構造と快適な居住性により、長距離航海を楽しむセーラーにとって理想的な選択肢となるでしょう。

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