Fountaine PajotのElba 45は、快適性、性能、そして革新性を兼ね備えた最新のセーリングカタマランです。このモデルは、Berret-Racoupeau Yacht Designによって設計され、2019年に初めて導入されました。全長13.45メートル、全幅7.55メートルのElba 45は、広々とした居住空間と優れた航行性能を提供します。
デザインと構造
Elba 45は、エネルギッシュなラインと反転したバウ(船首)が特徴的で、現代的な美学を反映しています。船体は、前モデルであるHelia 44と比較して10%の抗力低減を実現しており、これにより中高速での性能向上と効率的なモーター航行が可能となっています。この改良は、船尾部分の小さなチャイン(折り目)と再設計されたトランサム(船尾)によって達成されました。
居住性と快適性
内部空間は、明るく広々としたデザインが施されています。サルーン(居間)とギャレー(キッチン)は完全に再設計され、丸みを帯びたコーナーやモダンなカラースキーム、大量の収納スペースが特徴です。前方には大きな開口部があり、優れた換気と前方コックピットとの円滑なコミュニケーションを可能にしています。
オーナーズバージョンでは、広々としたマスターキャビンがポートハル(左船体)全体を占め、ウォークインシャワーや独立したトイレ、豊富な収納スペースを備えています。クァルテットバージョンでは、4つのキャビンとバスルームが配置され、ゲストや家族とのクルージングに最適です。
操縦性とデッキレイアウト
Elba 45は、改良されたヘルムステーション(操舵席)を備えており、操作性と操縦性が向上しています。セイルプランは、75平方メートルのメインセイルと49平方メートルのジェノアを特徴とし、効率的な航行をサポートします。また、標準で2基の50馬力エンジンが搭載され、オプションで60馬力のエンジンも選択可能です。
環境への配慮
Elba 45は、環境に配慮した設計も特徴です。オプションでSmart Electric©パワーシステムを搭載可能で、航行中の環境負荷を低減します。
技術仕様
- 全長: 13.45メートル
- 全幅: 7.55メートル
- メインセイル面積: 75平方メートル
- ジェノア面積: 49平方メートル
- エンジン: 標準50馬力×2(オプションで60馬力)
Elba 45は、その卓越したデザインと機能性により、2020年にCruising World誌の「Boat of the Year: Charter Boat」やSAIL誌の「Best Multihull Cruising Boat 41 to 50ft」など、複数の賞を受賞しています。
総じて、Fountaine PajotのElba 45は、デザイン、快適性、性能、そして環境への配慮を融合させたセーリングカタマランであり、セーリング愛好家にとって理想的な選択肢となるでしょう。